妊娠中の会陰マッサージ・膣ピチュはやるべき?出産までにすべき最も大切な会陰ケアとは…?

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妊娠後期に入ると、

「会陰切開って痛いの?」
「会陰切開しない方法はない?」
「産婦人科医の先生に会陰切開しないでって頼もうかしら…」

なんて考える妊婦さんが増えてきますよね。

第一子のときは私もそうでした。会陰切開について調べまくりました(笑)。たくさんの記事や本を読んだ結果、私が感じたのは、「安全に赤ちゃんが産道を通るための必要な医療技術だから、かたくなに拒否すべきではない」ということ。赤ちゃんが産道を通って最後に通る会陰があまり伸びずに赤ちゃんが酸素欠乏で苦しくなっているくらいなら、産婦人科医の判断のもと3~4cm程度の切り込みを入れて早めに出てきてくれた方が、赤ちゃんの健康にもいいですし、ママにとってもツライ出産時間が短縮されるのです。

けれど、実際に第一子で会陰切開をしてみて感じたのは、産後に「傷口がしみて痛い!」「糸がひきつれて痛い!」でした(笑)。なので、第二子のときにはできるだけ「会陰・粘膜の伸びを良くして切開の傷口を小さくしたいなぁ」と感じるようになりました。

妊娠初期からはじめられる会陰ケアをご紹介しますので、参考にしてみてください^^

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会陰とは?

会陰は女性性器の最後の出口の部分で、尿道と膣口をふくむ、その周辺を指します。びらびらした構造があり、複雑な形をしています。粘膜でできており、非常にデリケートな部分です。人体の中で最も経皮吸収(皮膚から体内に入っていくこと)が大きいところです。

会陰マッサージとは?

出産のときに膣口が広がりやすくなるよう、会陰粘膜を柔らかくするためのマッサージです。オイルを使って行うマッサージの総称です。

膣ピチュとは?

膣の中にオイルをつけた指を入れ、円を描くように、広げていくように、マッサージすることを膣ピチュといいます。詳しいやり方はほかのサイトに譲りますが、やってみればわかりますが結構不快感も強いです^^;

妊娠中に必要な会陰ケアとは?

まず、肝心なことはカンジダやB群溶連菌などの感染症にかからないようにすることです。妊娠中は冷え予防のために腹帯・毛糸パンツ・分厚いズボンなどをはいているため、陰部の通気性が悪くなりムレムレになります。湿った状態が長く続くと雑菌が繁殖しやすくなり、かゆみの原因にもなります。また、おりものの量も増え、ホルモンバランスの影響もあり感染症に弱い状態になっています。

妊娠中は会陰部のしめつけが強くない服装にし、適度に通気性が保たれる素材の下着を意識します。入浴のときは陰部の洗浄(弱酸性ソープでやさしく!)を毎日行い、清潔にしておきましょう。

本当に必要なのは妊娠初期からの「会陰の保湿」

会陰切開予防にオイルで会陰マッサージをする際には、爪を短く切り、手を洗ってから行いますが、家族と同居している人はなかなかやりにくいですし、私のように不快感が強い人も多いと思います。

妊娠初期から行える会陰の伸びをよくするケアとしては、「会陰の適度な保湿」があります。会陰粘膜の正常なターンオーバーを促し、清潔で健康な会陰を保っておくことで、出産に耐えうる柔軟性の高い粘膜になります。

不潔で黒ずみができてしまうようなゴワゴワした粘膜では、伸びが悪くて出産のときに赤ちゃんの頭がなかなか出てこなくなってしまいます。

デリケートゾーン専用美容保湿ソープで洗うだけでOK

デリケートゾーンを保湿しながら、清潔に洗えるソープも販売されています。毎日の入浴のときに手軽に洗うことで保湿でき、臭い・黒ずみも予防してくれます。妊娠初期からできる会陰ケアで、健康で清潔、そして伸びのいい会陰粘膜に育てていくことができます。粘膜は皮膚と違ってターンオーバー周期が早いので、効果も出やすく、妊娠後期に「最後の頼みの綱」としてはじめても出産までに間に合いそうです。

興味のある方はこちらの記事を参考にしてみてください^^私も使っています。

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まとめ

会陰切開に対する恐怖心が大きいのは、初産婦さんであればしかたがないことだと思います。けれど、本当に必要な時には赤ちゃんの命にかかわることなので、思い切って臨むしかありません。しかも、切開自体の痛みはほぼ感じませんよ(陣痛が痛くてそれどころではない)。妊娠中からできる会陰ケアとしては、感染症を防ぎ、清潔で伸びのいい保湿された会陰を育てておくことです
妊娠中の服装やバスケアを見直して、赤ちゃんが心地よく通ってこれるための会陰ケアをこころがけましょう。

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