聖母病院での和痛分娩・出産レポート2016年　～分娩当日１～

分娩当日
ラミナリア抜去が痛い
9時半から陣痛促進剤の点滴開始
昼食はほとんど食べれず、会話できないほどの痛みに
麻酔開始！思ったより効かなくて麻酔科医登場
陣痛間隔が長くなってしまい、赤ちゃんに苦しいサイン
異常回旋で吸引分娩+クリステレル

分娩当日

6時に起こされ、バイタルチェック。

朝ゴハンを食べたあとにまた部屋移動です。今度は分娩室の中にある個室。窓がないので閉塞感があり、やや残念。9時に先生が来て、ラミナリア抜去をします。

ラミナリア抜去が痛い

グイッと器具で膣を広げて合計10本の「海藻くん」を抜いていくのですが、ぐぐっと押される感じと抜くときの鋭い痛みでこれがかなり痛い！その後の内診もいたい。

出産時の内診ってなんであんなに痛いんでしょうね？先生や助産師さんがガチで子宮口や頭の下がり具合を見に来るからでしょうか。
「まだ2センチ！頭ははるか彼方だね。当分産まれないよ。」
と言われ、気分は完全にブルー。。早く生まれてほしいのに。。とにかく時間の長い出産は前回で懲り懲りなので。

9時半から陣痛促進剤の点滴開始

生理痛に似たような規則的な痛みは朝の5時半くらいからあり、歩けないほどではないですが、初産婦さんなら病院電話しちゃうだろうな〜程度の痛みは来ていました。しかし、計画和痛ではみんな促進剤を使うので、はじめていきます。

最初は少量から開始し、30分ごとに倍量にしていきます。増量2回目くらいから、重い生理痛くらいのものが来るようになり、ちょっとつらい…。。てか、痛みに弱い私にとってはだいぶ痛い（笑）。助産師さんに訴えましたが、

「あまりに早く麻酔を使うと陣痛が弱くなってなかなか出産が進まなくなります。このままでは今日中に産まれないよ。もう少し痛みを我慢してマックス痛くなってから麻酔にしましょう。」とのこと。
まじか……和痛分娩、かなり痛いです。笑

スポンサードリンク

昼食はほとんど食べれず、会話できないほどの痛みに

昼食を食べてエネルギー補給したら麻酔にしましょうという話になりました。麻酔を入れたら固形物は食べられないですからね。しかし、このころには陣痛の波が来ると息もできないほどで、会話は無理。いっぱいいっぱいになり、そばにいた旦那がなにか話しかけてきても答えられません。「黙ってくれる？」と言ってしまいました。。

昼食は食欲が出ず、痛みでほとんど食べられませんでした。

麻酔開始！思ったより効かなくて麻酔科医登場

さすがに我慢できなくなり、「もう麻酔おねがいする！今日中にうまれなくてもいい！もう痛いからいや！！！」と旦那に叫び、助産師さんに麻酔をお願いしました。

最初は、ふつうのプロトコルで行う麻酔量で開始しました。しかし、陣痛の波がきても全然痛みが変わりません。足の感覚がなくなりますよ〜〜と言われていたのに、足の感覚がハッキリある！笑
これはおかしい、ということで麻酔科医登場。昨日入れた背中のカテーテルの位置を微調整し、さらに追加でキシロカインのショットを注入。これが10分くらいすると効いてきて、トロトロとした眠気が襲います。痛みも、気持ち和らいだような。ここから分娩室に移動しました。この時点で子宮口5センチ。13時です。

陣痛間隔が長くなってしまい、赤ちゃんに苦しいサイン

分娩室に移動してモニターをチェックしてみると、先ほどまで私が苦しんでいたころの陣痛に比べると間隔が伸びてきてしまいました。助産師さんが、「麻酔の影響で陣痛が弱まってしまってるね〜、ここから長いかも。」との発言が。。まぁ痛みがなくて長いだけならまぁいいかと思っていました。
スタッフルームに一旦助産師さんが入って行きましたが、3回くらい陣痛が来たあとに急に慌しくなり、

「赤ちゃんに苦しいサインが出始めてる。このままだと危ないから、今から麻酔を切って自力で産みます。いいですか？ちゃんといきんで怒責してください。」とのこと。

私、涙目。。

この時点で子宮口8センチ。
おおお…まじか！涙。麻酔効いてたの一瞬ですね。。

それでも赤ちゃんが苦しいのはかわいそうだし、早く出してあげたいという気持ちが強くなり、「頑張ります！」と声をあげて旦那と強く手を握りました。

異常回旋で吸引分娩+クリステレル

陣痛の波に合わせ、2回深呼吸したあとに、一気に目を開いて息を止め、腹筋するように下に力を入れてください。と言われます。麻酔の影響で力が入りにくいですが、全身のエネルギーを骨盤に向けるようにしていきました。

ふんっっ・・・！！！(>_<)！！！

全身の力をふりしぼっていきみます。

しかし、なかなか出てこない。助産師さんが内診すると、

「あ…回旋異常だ。産婦人科医と小児科医呼んでスタッフも集めて！」

と話しています。

こ、こわい。。どういう状態なんだろう、赤ちゃん大丈夫かな…もう涙目です。

産婦人科医がきて内診すると、「普通は赤ちゃんは床の方に顔が向いて出てくるけどいまは完全に仰向けになっている。吸引分娩じゃないと出てこないし、エコーで赤ちゃん大きめだからお腹を押して出します。けれど頭がつっかかってどうしても出てこないこともあるし、肩が引っかかることもある。そうしたらすぐに帝王切開だから。」とのこと。
そう話すとスタッフがたくさん入ってきて、私の頭を倒し、足を上に上げ、足持ちが2人入りました。産婦人科医は吸引器具を持ってきます。最初1回目の吸引では、助産師さんがお腹を押します。
長くいきんでー！！！！と声をかけられ、限界まで力を入れる！けれど、これは失敗。
すると、ベテラン風の50代らしき女性の産婦人科医が登場。

ベッド周りをセッティングして私の左側に立ち、旦那を頭側へ誘導。「押しますからね」、とサバサバした感じで言います。

次に陣痛の波がきたとき、深呼吸してから、腹筋のように頭を上げ息を止めます！！すると、女性の産婦人科医がおもむろに両手で私の胃のあたりを容赦なくギューーーと圧迫！！内臓がつぶれるほどで、胃が気持ち悪くなりオエッとなります。

しかしそれと同時に、「出ました〜〜！！！！！」との声が！＼(^o^)／

わぁ、やったぁ！！！出た！と思って力を抜くと、

「まだだよ！！！まだ頭だけ！肩がまだだからもうちょっと頑張って！」と言われ、慌てて力を入れると、

ギュルギュルっとした感触のものが骨盤を通り抜けていく感覚が。（痛みはナシ）

おめでとうございますー！！！！

スタッフさんたちの甲高い明るい声が分娩室に響きます。

ほっと胸をなでおろし、旦那から「おつかれさま」と言われて涙がポロポロ。

やっと終わったという気持ちと、無事に産まれてくれた喜びで涙が止まりませんでした。

スポンサードリンク